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令和3年度河口湖湖底清掃報告(2021年11月23日)第57回

 河口湖の湖底清掃は平成13年より、実施しており今年は57回を迎えました。今年は11月23日「勤労感謝の日」の祝日を利用して、山梨県の河口湖にて「湖底及び湖岸の清掃活動」を実施させて頂きました。
当日の潜水作業などにつきまして報告報告します。


河口湖をきれいにしよう!

ダイバーからの報告
河口湖では、やはり「釣り人(ルアーマン)」の一番多い、超一級メジャーポイントの「ロイヤルワンド」一体の「湖底清掃及び湖岸の清掃活動」は欠かせません。このロイヤルワンド一帯は、溶岩が点々と露出し表面はゴツゴツとしていますが、比較的「平らな溶岩帯」で足場もよく、景色もよく、釣りに限らず観光のお客様達が多く訪れるポイントです。やはり多く人が訪れる場所ですので、自然と湖岸や湖底にゴミも多くなります。毎年の湖岸周辺と湖底の「清掃活動」で以前よりはゴミも少なくなってはいますが、全く無くなっている訳ではありません

清掃日 当日の天候は、快晴。緩やかな北東風。湖面は「約1.5m前後の増水傾向」という情報でした。水中の視界は、前日の雨の影響で、多少の「濁り」があり、あまり良くありませんでした。大体、50pから1m程度の水中での視界でした。

湖底清掃作業での水深は、1m〜7m程度の潜水範囲で、ゴミ等の回収作業を行いました。湖底付近での透明度がかなり悪く、水温が低い割には 水草や浮遊物も多く、湖底に堆積している「ヘドロ」が都度 舞い上がり、水中での作業の邪魔となり 困難な湖底清掃でもありました。

季節も秋終盤といった時期にも関わらず、水温が下がっている筈の水中には、多くの水草が残っていました。

前日の雨で、水温が急激に低くなった為か、生命の活性も悪く 水草の中で死にかけている大きな魚(ヘラブナ)や溶岩帯の下に潜り隠れて ジッとしている数匹のブラックバスも目にしました。

作業活動は、怪我も無く、すべてを予定通り無事に終えることが出来ました。 終始、御協力を頂いたスタッフの皆様や釣り人の皆様に 心より感謝です。

本当に お疲れ様でございました。ありがとうございました。

これからも 湖底清掃や陸上のゴミ回収作業を継続し、いつまでも綺麗な湖であることを願いつつ清掃作業を終えました。

いつまでも皆様の御協力と共に、湖の綺麗な水質と水辺環境を作っていきましょう。

以上、ご報告を致します。
潜水作業担当ダイバー 佐 藤  巖


 作業実施日  令和3年11月23日(水曜日)
 当日の天候  快晴
 気 温  早朝:5.5℃(11時 15.5℃)
 水 温  水深1.5m 11.0℃
 作業箇所  河口湖溶岩帯(ロイヤルワンド北側周辺)
 作業開始時間  午前 9:00
 作業終了時間  午後 12:30
 潜水作業時間  115分(40分+40分+35分)
 作業内容  湖底・水際に放置されたゴミの回収作業

 作業スタッフ
 潜水作業班  3名(潜水士有資格者1名)
 船舶監視班  1名(船舶1艇)
 陸上水際班  4名(水際作業3名)

 撮影班GO!GO!NBC 1名

 ゴミ回収量
 ビン類 9,000g  
 缶 類 3,000g 
 ワーム類 6,000g  
 ハードルアー類 3,000g  
 可燃物   12,000g  
 粗大ゴミ(流木等のゴミ) 35,000g  
 合 計 68,000g  
 協 力  総合学園ヒューマンアカデミー富士河口湖校
  

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