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令和元年度河口湖湖底清掃報告(2019年11月4日)第54回

今年の河口湖は、去年の増水傾向に引き続き、台風や豪雨の影響が残り、例年に無い「水位の上昇」でした。
増水の影響で、毎年恒例のロイヤルワンド付近にも近づくことが出来ず、ロイヤルワンドから北側へ移動した大駐車場前のワンドでの作業となりました。

この場所は数年前に、湖底清掃を実施した場所でしたが、今年の水位の上昇で「清掃ポイント」が湖岸より遠く、水中での湖底清掃の範囲と距離が有ったため、多少の苦労がありました。
大駐車場前ワンド一帯ですが、増水の影響での水の濁りは、意外とありませんでした。ロイヤルワンドでは、いつも水草の密生で、湖底すら見えない状況でしたが、今年の大駐車場前ワンド一帯では、水中視界は良好でした。


河口湖をきれいにしよう!

ダイバーからの報告

今年の河口湖は昨年に引き続き「増水傾向」で、まず驚かされました。
湖底清掃の場所は、いつも通りのロイヤルワンド溶岩帯一帯だったのですが、ロイヤルワンドから北側へ移動した大駐車場前のワンドでの作業となりました。目視で確認の出来るゴミ類を回収。意外と、新しいゴミは少なく、数年前に回収出来なかった古いゴミ類が多く回収出来ました。
このことから判ることは、この場所での「ゴミの放置及び廃棄(ポイ捨て)」が減っているということと、釣り人への「ワーム禁止」が浸透していることと感心を致しました。

水深6.0m位まで水深まで清掃範囲を広げての、ゴミ回収の湖底清掃でしたが、思いの他、湖底は綺麗な状況でした。

ですが、今回も増水と時間の関係から回収しきれずに残ってしまったゴミが多々あります。
これからも湖底清掃や陸上のゴミ回収作業を継続し、いつまでも綺麗な河口湖であることを願いつつ回収作業を無事に終えました。

いつまでも皆様のご協力で、綺麗な河口湖の水辺環境を作っていきましょう。

以上、報告を致します。

例年にない増水状態

ダイバー班準備作業中

ダイバー冷たい水に体を慣らしながら潜って行きます

増水した河口湖

水際班・ボート監視・ダーバー協力体制で清掃活動

ダイバーの安全を船舶班が守ります

増水のため水際清掃も大変です

ダイバーから湖底より回収したゴミを
水際班が受け取ります

 作業実施日  令和1年11月4日(月曜日)
 当日の天候  曇り後晴れ
 気 温  早朝:16.0℃ - 11時:22.5℃
 水 温  15.5℃
 作業箇所  河口湖溶岩帯(ロイヤルワンド北側周辺)
 作業開始時間  午前 9:45
 作業終了時間  午後 12:15
 潜水作業時間  135分 (45分+45分+45分)
 作業内容  湖底・水際に放置されたゴミの回収作業

 作業スタッフ
 潜水作業班  3名(潜水士有資格者1名)
 船舶監視班  1名(船舶1艇)
 陸上水際班  7名(水際作業7名)

 ゴミ回収量
 ビン類 3,000g  
 缶 類 9,000g 
 ワーム類 6,000g  
 ハードルアー類 100g  
 可燃物   3,500g  
 粗大ゴミ(流木等のゴミ) 2,500g  
 ボートエンジン部品等 1,500g 
 トタン板 1,000g 
 合 計 26,600g  
 協 力  総合学園ヒューマンアカデミー富士河口湖校
 補助金   山梨県 環境保全重点課題対策事業費補助金
 取 材   山梨日日新聞社 


湖底に沈んだルアー

湖底に沈んでいるワーム

山梨日日新聞の記者より、取材を受けました

ゴミを分別します

今年のゴミの全貌! ボートの部品も回収。
こちらを陸上班が分別作業をします!!

祝日に開催したことにより観光客に環境保全への
啓蒙活動に繋がりました。
  

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